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2016年11月24日
伝説のキーボーディストRick WakemanのツアーとQu-32

クラッシック・ロック・バンド Yes のメンバーとして有名なキーボード・アーティスト/ソング・ライター、Rick Wakemanは現在、シンガーのJon AndersonとギタリストのTrevor Rabinasと共に、彼らのバンド ARW のツアー中です。

Wakemanのステージでは新しいものからヴィンテージまで11台のキーボードと音源モジュール4台、そしてAllen&HeathのQu-32デジタル・ミキサーが使用されています。Qu-32はWakemanのパフォーマンスに新次元のコントロールをもたらしています。

以前のアナログ・コンソールは常に一定のミキシング、ルーティング、基本的なDSP(デジタル信号処理)を行っていました。Qu-32のシーン機能ではそれぞれの曲に対してシーンを割り当てることが可能です。Wakemanのステージではこの機能を活用し、彼のユニークな演奏スタイルにぴったり合うよう、DSPエフェクトを施し、シーンを割り当てたキーボードをミックスし、観客席のオーディオを司るFOHデスクへルーティングすることができます。

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Wakemanの機材を管理するエンジニアのErik Jordanは専用にカスタマイズされた複雑なMIDIシステムを使用しています。Sycologic M16 MIDI Patch Batをマスター・コントローラーとし、これを中心にシステムが制御されています。Wakemanの演奏では、シンプルなキーパッドでSycologicのセッティングを選択しています。次の曲のために、鮮やかな手つきで機材を準備している間、キーパッドにより選択されたSycologicのセッティングは、割り当てられたMIDIコマンドをWakemanのキーボードとQu-32に送っています。JordanはWakemanが曲の最中にQu-32のシーンを立ち上げて、Sycologicの設定を変えることがあると言います。

 

「どんな音源でも、どんな曲でも」彼はこう言います。「Qu-32のインプット・ゲイン、シグナル・ルーティング、EQ、ゲート、コンプレッション、エフェクトをいくつか調整する可能性があります。だから、ミキサーが素早くスムーズに反応してくれることは不可欠なのです。Qu-32はとても良い反応です。」

 

「Qu-32の内蔵DSPエフェクトは素晴らしい。」Jordanはそう付け加えます。「おかげで外部エフェクトを省いて、Rickのセットアップをシンプルにすることができました。とにかく、Quは驚異的なデスクです。」彼は続けます。「本当に頼りになるし、力強い。10倍くらい高いミキサーのような使い心地です。同時にかなり直観的で分かりやすいので、ただスイッチをオンにして使う、そんな感覚です。QuはRickの機材に大きな変化をもたらしました。使っていて楽しいし、インスパイアされて、この音でやってみたいことがどんどん湧き上がってくる機材です。」

 

Rick Wakemanはこう語ります。「Qu-32は私の機材の中で欠かせない存在になってきました。ミックスを思い通りにコントロールして、まるで楽器のように音をかたちづくれます。Qu-32は私の音楽に新たな可能性を開いてくれます。」

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