NAMM 2017 – Kemper、ディレイ・エフェクトのポテンシャルをさらに引き上げる

2017年02月14日

NAMM 2017 – Kemper、ディレイ・エフェクトのポテンシャルをさらに引き上げる

AF31ACEDE671

かつてない豊富な機能のPitch Delayなど最新のエフェクト・セットを内蔵したProfiler OSバージョン5.1のパブリック・ベータをリリース。

Profiler OSバージョン5.1では、幅広いタイプのピッチ・シフター・ディレイを内蔵しました。Profilerオーナーの皆さんはOS 5.1のパブリック・ベータ版で最新のディレイ・エフェクトをすぐにチェックしていただけます。パブリック・ベータは正式バージョンではありませんので、ツアーやレコーディングなどシビアな用途でのご使用はお勧めいたしませんが、正式バージョンのリリースに先駆けて新たに搭載されたディレイ・エフェクトのコンセプトをいち早くチェックできる絶好のチャンスです。

 

さらに高まるポテンシャル!Kemper Profilerピッチ・ディレイ:全部入りでさらに4タイプを追加!

新たなProfilerのディレイ・エフェクト・タイプは、世界中のギター・プレイヤーにとって最も先進的かつ多様なディレイ・エフェクト・コレクションであることは疑いようもありません。ここは要注意ポイントですが、ディレイ・エフェクトに対するKemperのコンセプトは、ミュージシャンが慣れ親しんでいるものとはかなり異なります。具体的には、リバース・ディレイとかテープ・ディレイ、あるいはダッキング・ディレイというようにそれぞれの専用ディレイ・タイプを用意しているわけではない、ということです。その代わりに、それぞれのディレイ・タイプに豊富な音色パラメーターやルーティング・パラメーターを内蔵しているのです。これが、デュアル・リバース・ディレイや、アナログ・テープ風音色のシリアル・ディレイ、あるいはダッキング機能付きメロディ・ディレイといった専用タイプがない理由なのです。

 

最大4声のピッチ・シフト・ボイスを追加し、音色の地平がさらに広がる

Kemper Profiler OS 5.1で新登場のピッチ・ディレイでは最大4ボイスのピッチ・シフト・ボイスを使用できます。これにより、これまで聴いたことのないようなパッド風ハーモニーや、濃密できらめくような高域の美しさが引き立つディレイ、さらにはシーケンサーのようにパターンが走るようなディレイ、エイリアンの合唱、浮遊感のあるディレイ等々、幅広いディレイ・トーンを実現できます。唯一限界があるとすれば、プレイヤーの創造性だけかも知れません。単音からコード・アルペジオを作り出すことも可能ですし、Kemper独自のビート・スキャナーによるBPMやプレイヤーのテンポに完全同期したディレイを作り出すことも思いのままです。

 

新登場ピッチ・シフター・ディレイの各タイプ

新登場のピッチ・シフター・ディレイは、これまでのProfilerディレイに4種類のピッチ・シフター・タイプを組み合わせたパワフルなディレイ・エフェクトです。

 

クリスタル・タイプ:最大の個性派ディレイ

Kemper Profilerのクリスタル・ディレイは、あらゆるディレイの中で最も多機能で音楽的なトーンのディレイだと言い切れます。このクリスタル・タイプ、具体的にはピッチ・シフトされたリバース・ディレイが再生速度を変えてプレイします。ルーティングとしてはディレイのフィードバック・ループ内に「クリスタル」が入る形で、フィードバックが繰り返すごとにディレイ音のピッチが変化していきます。効果が最も分かりやすいのは、ピッチを1オクターブ上(+12)や五度上(+7)にしたセッティングでしょう。その他の機能にはSmear、Swell、Flutterなども内蔵し、浮遊感のあるディレイやリバーブ・エフェクトを作り出せます。

 

クロマティック・タイプ

クロマティック・ピッチ・シフターがディレイのインプット部に配置されたタイプで、ポリフォニック(コード)演奏が可能です。ピッチは半音単位で設定できます。

ハーモニック・タイプ

ハーモニック・ピッチ・シフターがディレイのインプット部に配置されています。このタイプでは、単音演奏が適しています。ピッチは三度や五度など音程上のインターバルで設定でき、指定したキーにエフェクト音が追従します。

ループ・ピッチ・タイプ

ピッチ・シフターはクロマティック・タイプと同様ですが、ディレイのフィードバック・ループ上に配置され、フィードバックが繰り返すごとにディレイ音のピッチが変化していきます。

 

価格および入手方法

Kemper Profiler OS 5.1は、現在パブリック・ベータ版を無償で公開しています。
ダウンロードはこちら
このパブリック・ベータ版は、ツアーやレコーディングなどのシビアな用途でのご使用はお勧めいたしません。