MF Delay

MF Delayは100%アナログなディレイで、35ms～700msまでのリッチで芳醇なアナログのリピートを提供します。短いディレイ・タイムの設定では、素早く明瞭なトーンになります。これは印象的な響きを持つクラシックなスラップバック・エコーや、プレート・リバーブにさえも最適です。ディレイ・タイムを長くするにつれ、リピート音はよりダークな響きになり、他のディレイ・ペダルにはない美しい温かみやキャラクターを持つ音に自然になって行きます。Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続すると、フィードバック量をダイナミックにコントロールしたり、コーラス/フランジャーやテープ・エコーを作るようにディレイ・タイムを切り替えることができます。MF Delayは厳選された300を超えるコンポーネントから構成され、その中には4つのバケツ・リレー・ディレイ・チップ、ディスクリートのJFET入力段、そして素晴らしい音色とフィーリングを実現するビンテージな圧縮伸長回路などが含まれています。

CONTROLS

TIMEノブ：
35ms（0.035秒）～700ms（0.7秒）の範囲でディレイ・タイムを設定できます。短いディレイ・タイムの設定では、ディレイ音はブライトかつ明瞭なトーンでスラップバック・エコーやプレート・スタイルのリバーブのようなサウンドに、ディレイ・タイムを長くしていくと徐々に高域成分を抑えたウォームなトーンで、入力音に溶け込んでいくようなナチュラルな減衰のディレイ音になります。

FEEDBACKノブ：
1回のみのリピートのディレイから、ナチュラルに減衰していくリバーブのような状態まで、ディレイのフィードバックを調整できます。このノブの向きが時計の2時の辺りを超えると、フィードバックが無限ループに入り始め、ディレイ音に新たな音を徐々に重ねていくような、音楽的なノイズの壁を作り出すようなプレイにも使えます。 また、このノブを右（時計回り）いっぱいに回すと、自己発振します。

MIXノブ：
入力音（ダイレクト音）とエフェクト音（ディレイ音）のバランスをこのノブで調整できます。左（反時計回り）いっぱいに回した状態で は、ディレイ音はほとんど聴こえないぐらいのレベルになり（完全にはカットされません）、いわゆるゴースト・ディレイやナチュラルなルーム・リバーブ風の音づくりに適しています。また、このノブを右（時計回り）いっぱいに回すとダイレクト音が完全にカットされ、ディレイ音のみになり、アンプのエフェクト・ループに組み込んで使用することもできます。

DRIVEノブ：
ディレイ回路に入る前段でゲインを最大22dB以上コントロールできます。このノブが低い設定（左に回した状態）の場合、穏やかなブーストでサウンドのカラーリングもマイルドなトーンになります。 センター・ポジションに近づくにつれてサウンドは徐々にミッドレンジが豊かになり、パンチのあるサウンドに変化していきます。右（時計回り）いっぱいに回した状態では、驚くほどナチュラルなブースト/オーバードライブ・サウンドになり、MF Delay単体はもちろんのこと、MF Driveと組み合わせても素晴らしいサウンドになります。

EXPインプット：
Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続できます。ディレイ・タイムをコントロールする場合は、コーラスやフランジャーのような短いディレイ・タイムから、急激にディレイ音のピッチが変化するようなテープ・エコーのようなエフェクトまで、自在にディレイ・タイムをペダルで変化させることができます。ペダル入力をフィードバックにアサイン（割り当て）した場合、 フィードバックの量をペダルで自在にコントロールできます。

・トゥルー・バイパス
・バケツ・リレーによる700msのアナログ・ディレイ
・ブーストとカラーを決める最大22dB以上コントロールできるクラシック・ドライブ
・0～無限大までのフィードバック範囲
・Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続すると、フィードバック・タイムがコントロール可能
・ミックス・コントロールはドライ（入力）信号の完全なカットが可能
・300を超える厳選パーツにて構成
・ビンテージな圧縮伸長回路
・あらゆるギター、アンプ、またはベース・ギターでの演奏が可能な設計