lucas-nano-images

Interview
鳥山雄司

ソロデビュー35周年を記念し、9月に15曲を収録したアルバムをリリースした鳥山雄司さん。
2月8日にBillboard Live TOKYOで行われた35周年記念ライブの後、インタビューを行いました。

ライブの様子01
先日のソロデビュー35周年記念ライブ、おめでとうございます。
ありがとうございます。本当は去年の9月にアルバムをリリースしていたのでもう少し早目にライブを行いたかったのですが半年近く経ってしまって2月になってしまいました。でもやりたいことはできたかなと思います。
そしてfeat. PYRAMIDだったんですよね。ファンにはたまりませんね。
はい。今回はソロなんですけど、気心の知れたミュージシャンとやりたいと思い、PYRAMIDはもともと高校時代のアマチュアバンドからの流れなのでそれからずっと一緒に40年に渡って神保君と和泉くんと一緒にやっていたのでいちばんいいかなと思いまして。
そうなんですか。すごい出会いですね。
お互い40年経ってもこの仕事をしていてよかったね、と話してました。(笑)
鳥山さんの音楽、そして楽器との出会いをきかせていただけますか?
父が米軍キャンプでハワイアンやジャズのバンドをやっていた時期がありました。 そのおかげで生まれたときにはすでに楽器が家にあり、父の音楽仲間がよく家に遊びに来ては演奏してる環境に生まれ育ちました。
ギターは何歳くらいから始められたのですか?
1歳になるか、ならないかの頃からウクレレをいじっていたみたいです。 ギターは小学生になる前頃からだと思います。楽器が家にあったので、手が届けばいつでも弾いてもいいよという感じでした。
ピアノも弾かれるんですか。
ピアノは習わされていました。小学校1年生から高1ぐらいまでやってたかな。
ライブの様子01
ライブでも活躍していた LUCAS NANO 300 を知ったきっかけは?
溝口さん(注:作曲家・チェリストの溝口肇さん)と一緒にやった時にLUCAS NANO 300を使っていて、”これはいい”と感じたんです。その頃ちょうどこういう小さいPAを探していて、例えば小さなギグをやるライブハウスとかアコースティックピアノと一緒にPAを通さないでピアノ響きがいいところでコンサートをやるときに、ギターだけ PA を通さなければならないのがすごく嫌で自分もピアノと同じような音像が作れないかとずっと思っていたんですよ。その時、このLUCAS NANO 300がちょうど良いサイズ感でしかも音が良かったので、すぐ使いたいと思ったんです。
LUCAS NANO 300 を実際使用されての印象はどうですか?
すごく癖がなくて、ピアノやチェロと同じでクラシックギターもある意味そういうアコースティック楽器なんですけど、ギターは前に飛んでいくだけで、後ろにほぁんという広がる感じがないんですね。 ピアノがピアノ全体に球体の様に音像が出来るとするとギターはどうしても音が前に向かっていく成分が多いのでその音の球体が半分にしかないような音の広がりなんですね。それがこのLUCAS NANO 300 を自分のすこし後ろにおいて使うとそこでほあんと鳴ってくれるので音場が自然に作りやすく、クラシック系のホールでやるときにはピアノなどの楽器とバランスがとりやすいんです。
大きさ、パワー感的にはいかがですか?
すごくいいと思います。サブウーファーのボリューム調節ができるのが良いです。あれが固定だと厳しいんですが、その点この LUCAS NANO 300は良く出来てると思います。 使い勝手もいいですよね。あれだけインプットがあるのはありがたいですね。

鳥山雄司 Profile
ギタリスト、音楽プロデューサー。

1981年慶応大学在学中にセルフプロデュースによるソロ・デビューアルバムを発表。その後1996年にスタートしたTBS系ドキュメンタリー番組「世界遺産」にテーマ曲「The Song of Life」を提供、大ヒットオムニバスアルバム「image」にも収録され、自身の代表曲となる。他、フジテレビ系「フジサンケイクラシック」ゴルフ中継テーマ曲「Let me go」をはじめとする数多くの名曲をリリース。現在までにソロアルバムを15枚、また、学生時代からの朋友 神保彰(ds)、和泉宏隆(key)とのユニット「PYRAMID」によるアルバムを3枚発表している。  アレンジャー、プロデューサーとしても松田聖子、吉田拓郎、葉加瀬太郎、CHARA、宮本笑里、宮本文昭、伊東たけし、小松亮太、WeiWei Wuu等、幅広いジャンルのアーティストを数多く手掛ける一方で、アニメーション「ストリートファイターII MOVIE」「鋼鉄三国志」、ゲーム「幻想水滸伝V」、映画「神様のパズル」「クヌート」等のサウンドトラックも担当。 2014年には自身のレーベル「Super Paw」を設立。精力的にその活動の幅を広げている。

http://www.toriyamayuji.com