MF Drive

MF Driveはとてもユニークなもので、駆動部分が入力ゲインやダイナミクスの変化に対して高い反応性を持つモーグ・ラダー・フィルター、ブティックFETアンプ、クラシカルなOTAなどによるフィルターがベースとなったオーバードライブ・ペダルです。バイ・ポーラのTONEノブと調整可能なFILTERノブは、そのGAINノブとともに、クリーミーなブリティッシュ・オーバードライブからアメリカン・チューブ・アンプ、さらにはファズまで、各々のプレーヤーが完全にカスタマイズ可能なサウンドを実現します。Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続し、（フィルター）PEAKスイッチをオンにすると、ハーモニック成分がフィルターのカットオフ周波数まで移動し、他にはない音色でダーティなワウのパフォーマンスを加えます。

CONTROLS

GAINノブ：
4ポールMoogラダー・フィルターの前段にあるOTA素子に入る入力レベルを調整します。このノブが低い設定の場合、比較的クリーンなトーンでスムースなクランチのようなトーンに、高い設定ではOTA素子とフィルターでの歪みが増大し、よりアグレッシブでピッキングのダイナミクスにもよく反応するトーンになります。

DRIVEスイッチ：
ダウン・ポジションの場合、【GAIN】ノブの可変幅は+6.8dB?+48dB、アップ・ポジションの場合は+16dB?+57dBとなり、非常に幅広いゲイン・コントロールを行えます。

FILTERノブ：
フィルターのカットオフ・フリケンシーを調整します。このノブによるサウンドの変化は、【TONE】ノブや【PEAK】スイッチのセッティングによって大きく変わります。【PEAK】スイッチがオフの場合、【FILTER】ノブは高音域を抑え、よりパンチのあるサウンドをアンプに送り込めるようなサウンド作りに役立ちます。【PEAK】スイッチがオンの場合は、【FILTER】ノブで設定した周波数をブーストする特性に切り替わります。また、MF Driveはローエンドが非常に豊かな設計ですので、あらゆる音域のポイントを簡単にブーストさせることができます。

PEAKスイッチ：
このスイッチをオンにすると、【FILTER】ノブで設定したカットオフのポイントを+15dBブーストし、ミッドレンジやトップエンドにクセのある音色を作りたい時に非常に便利です。また、Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続すると、これまでになかった新しいサウンドの世界へ踏み出せます。

TONEノブ：
ブティックFETによるローパス/ミッド・スクープ/ハイパス といったサウンドのカラーリングを自在に行なえます。このノブを左（反時計回り）いっぱいに回した状態では、ダークで低音域が豊かなトーンに、そこからセンター・ポジションへ回していくと中音域をわずかにえぐったようなアメリカン・チューブ・アンプのようなトーンから、よりブリティッシュ・スタイルの中音域を強調したようなトーンへと変化し、右（時計回り）いっぱいのセッティングではトレブルを強調し、タイトに締まったローエンド、スムースで明瞭なトーンになります。

OUTPUTノブ：
MF Driveの出力レベルをクリーンからダーティなトーンまで、幅広く調整します。ゲイン・セッティングが適正な場合、MF Driveをブースターやワウ・ペダルとしても使用できます。

EXPインプット：
Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルを接続でき、【FILTER】ノブをペダルでコントロールできます。【PEAK】スイッチがオフの場合はアグレッシブなトーン・コントロールに、オンの場合は自由度の高いダーティなワウ・ペダルとしても使用できます。ベースで使用しても素晴らしいサウンドになります。

・トゥルー・バイパス
・気まぐれなチューブ・アンプのサウンドとフィーリングをノイズレスで実現するべくデザイン
・入力のボリュームとダイナミクスの変化に対し、極めて高い反応性
・アメリカン・アンプやブリティッシュ・アンプのような多彩さを持ち、ときにはファズのような使い方もできる
・ハイ・ゲインのアンプのダーティなブーストとしても素晴らしく機能
・エクスプレッション・ペダルでフィルターをコントロールすることにより、調整可能でダーティなワウを実現
・あらゆるギター、アンプ、またはベース・ギターでの演奏が可能な設計