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トータル・インテグレーション。
それはハードウェア・シンセサイザーと
バーチャル・インストゥルメント・プラグインの最強タッグ。

世界を変えるシンプルなアイディア

コンピュータ・ベースのシーケンス・ソフトウェアやプラグインの登場により、エレクトロニック・ミュージックの制作環境は一変しました。このことがトータル・インテグレーション、つまり、Virus TIというハードウェア・シンセサイザーを、あたかもプラグインであるかのように使用できないか、という発想に立った背景でした。ハイエンド・ハードウェア・シンセサイザーのパワフルな機能とサウンド・クオリティを、DAW上でコンピュータのCPUパワーを犠牲にすることなく存分に使用できるのです。また、トータル・インテグレーションには、使用したパッチをプロジェクト・ファイルにそのままストアできる、つまり、SysExダンプやパッチの不一致といった厄介な問題を回避できるというメリットもあります。そして、サンプル単位で正確なタイミングも実現しました。これはハードウェア・シンセサイザーでは世界初のことです。



2つの世界でベスト

トータル・インテグレーションでは、Virus TIからのオーディオを、DAWのオーディオ・チャンネルに送ることができます。これによるメリットは計り知れません。つまり、劣化のないクリアなサウンドとMIDIよりもはるかに正確なサンプル単位のタイミング、そしてトータル・リコールが一気に手に入るのです。一度トータル・インテグレーションを知ってしまったら、これまでの我慢に我慢を重ねていた作業はいったい何だったのかと思われることでしょう。何本ものケーブルを我慢しながら配線し、煩雑なMIDIのエディットに辛抱し、なかなかピタッと合わないタイミングに耐え、そんな苦労の甲斐もなくサウンドは無慈悲にどこかへ消えてしまった…。トータル・インテグレーションは、そんな状況に対する、たった1つの技術で成し得た革命といえるものなのです。



余計なストレスは要りません

かつてのプロジェクト・ファイルを開き、その曲で必要となるはずのシンセのパッチが、すでにシンセのメモリーになかった…。1度や2度のことではないと思います。あるいは、ある曲で使用したパッチをエディットしてしまい、もう後戻りができなくなってしまった…。そんなこともあったでしょう。そのようなトラブルは、制作した楽曲で使用したすべてのパッチやセッティングをプロジェクト・ファイルの一部として自動的にセーブできるトータル・リコールで一気に解決できます。そうすれば何の気兼ねもなくVirus TIのサウンドを好きなだけエディットできるのです。

チームに欠かせない存在

Virus Controlは、非常にフレキシブルなブラウザが入った多機能パッチ・エディターです。数千にも及ぶ膨大なパッチを素早くカテゴライズでき、強力なサーチ機能で検索でき、さらにパッチの管理もドラッグ&ドロップで簡単に行えます。Virus Controlがあれば作業も一気に加速します。コンピュータにVirus TIを接続すると自動的に同期作業を開始し、データ管理の煩わしさから解放されます。あとは音楽を創造する、そのことだけに集中できます。



音楽をよりピュアに

1980年代のMIDI登場とそれに伴うMIDI機器の喧噪とも言える発展は、当時誰もが待ち望んだ最新のテクノロジーでした。その流れがあったからこそ、現代のエフェクト・プラグインやオートメーションなどのパワフルで便利な機能があるのです。そして、Virus TIをプラグインであるかのように扱うことができ、しかもオーディオはDAWへダイレクトに劣化なくストリーミングできるトータル・インテグレーションは、現代の音楽制作をより進化させるものとなります。他との大きな違いは、オーディオ・インターフェイスを介すことなく、Virus TIのオーディオをVirus Controlプラグインにダイレクトにリアルタイムで送ることができる点にあります。オートメーションも、サウンド・パラメーターのコントロール・レーンを指先ひとつで操作するだけで簡単に行えます。